カルシウムが不足しがち
骨や歯を作り、神経や筋肉の働きを正常化させるカルシウムは、人体に最も多く存在するミネラルで、成人であれば、おおよそ1kgくらいあると言われています。
この人体にあるカルシウムのうち、約99%は骨や歯などを形成する貯蔵カルシウムで、残りの1%が血液や筋肉、神経内に含まれている機能カルシウムとなります。
さて、そんなカルシウムなのですが、実は日本人は慢性的に不足ぎみとなっています。 なんと日本人のカルシウム摂取量は、アメリカ人と比較すると3分の1にしかならないというデータもあるんですよ。
カルシウムの摂取が不足してしまうと骨量が減少し、骨折や骨粗しょう症のリスクが高まるうえ、イライラの原因や動脈硬化の引き金となるので、しっかりと補給することが大事です。
それでは、どんな食品をとれば、カルシウムを摂取できるのでしょうか?
分類すると、牛乳などの乳製品や大豆製品、さらには魚介類や藻類などがカルシウムを多く含んでおり、特に、乳製品は、カルシウムと良質のたんぱく質が豊富で、さらに吸収率の高い事が一番の特徴となっています。
とはいえ、乳製品に含まれている脂肪は動物性ですので、肥満や高脂血症の人は取り過ぎに注意したいところ。