食と健康のマメ知識

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運動よりサプリより“食事と睡眠”が最強の健康法!

学研プラスから「病気にならない食う寝る養生」(著:櫻井大典)が発刊されました。

病気にならない食う寝る養生
病気にならない食う寝る養生

著者である櫻井大典さんは、中医学の専門家で、コロナ禍にあっても年間4千件もの健康相談に応じている、「予約が困難な漢方コンサルタント」なのだそうで、中医学では「とりあえず漢方薬を提案して終わりではなく、まずは食事と睡眠で不調改善してみる」ことを重視しているのだとか。

実際、薬に頼らず食事や睡眠を変えただけで、劇的に不調が改善する人が多数いるそうで、本書は、のべ4万人以上の不調や悩みを聞き、寄り添い、不調改善をサポートしてきた著者だからわかる、不調を改善し、病気にならないための食事と睡眠を教えてくれます。

本書では「食う寝る養生(ようじょう)」と名づけ、できるだけ専門用語を省いたわかりやすい言葉で、153の「食う寝る養生」が紹介されています。

東洋医学の考えに沿った食事と睡眠と聞くと、味のない食事やかなり我慢を強いられるストイックな健康法を想像する人も多いのですが、実際はそんなことはないようで、多くの健康相談に応えてきた経験から「どんな健康法でも、続かなければ意味がない」と考える著者の提案する「食う寝る養生」は、ゆるくて簡単で、誰でも「これならできそう」と思える、実践しやすいことばかりなのだとか。

実は不調の原因になっているかも?

「自分は、最近テレビで見た○○をやっているから大丈夫」 「好きなモデルさんがインスタで○○を紹介していたから、自分も毎日それを食べている」

そんな方も多いと思いますが、実は以下のような項目・・・。

  • 1日に水を2リットル以上飲むようにしている
  • サラダや野菜ジュース、スムージーなどで野菜不足を補っている
  • 毎朝ヨーグルトを食べて腸活している
  • 主食を白米から玄米に変えた
  • 一年中、決まった時間に起床している
  • アイマスクをしてぐっすり昼寝している
  • 週末に寝だめして平日の睡眠不足を補っている
  • 冷え対策で靴下を履いて寝ている

これらは一見、健康によさそうと思えますが、実は誰にでも合う健康法とは言えず、むしろ、続けると不調を招く可能性の高い人のほうが多いかもしれないのだそうで、健康のため、いろいろ試してみるのは悪くないのですが、それが自分に合っているかいないかをわかっていない人が多いのだそうで、「食う寝る養生」で大切なのは、「自分の体調・体質や季節・気候に合った食事と睡眠」なのだそうで、本書を読めば、それを簡単に理解することができるようですよ。